4.役に立つ小技
4.1座標変換をする
事例 平成14年の問題より
測量点座標一覧表
筆界点 X座標 Y座標
53.31 60.48
61.97 65.48
78.99 53.46
72.16 41.63
56.37 71.08
89.03 53.42
63.11 51.02
69.65 57.56
道路境界確定座標一覧表
筆界点 X座標 Y座標
E -36260.44 -21735.73
F -36242.84 -21753.33
G -36227.78 -21753.39
座標系の違いによるΔxとΔyの差分を求めてMメモリに入れる
(56.37+71.08i) - (-36260.44+-21735.73i) =36316.81 Δx
shift = 21806.81i Δy
shift STO M
②F点の座標を計算する
ALPHA M + (-36242.84+-21753.33i) = 73.97 F点のx座標
shift = 53.48i F点のy座標
③G点の座標を計算する(検算のために求めて比較する)
ALPHA M + (-36227.78+-21753.39i) = 89.03 G点のx座標
shift = 53.42i G点のy座標
4.2 直角線を求める
事例:道路中心線から2.00m下がったところで分筆する
P点をNo50から直角に2.00m離れた点としQ点も同様にNo51の対応する点とする
110+140i-(100+100i)) shift + = 41.23105626  No50とNo51の距離
P-No50のΔx,Δyを求める(Q-No51のΔx,Δyでもある)
2.00× (110+140i-(100+100i)) × i ÷41.23106 = -1.940… Δx
shift = 0.4850…i Δy
shift STO M
100 + 100i + ALPHA = 98.0597… P点のx座標
shift = 100.485…i P点のy座標
110 + 140i + ALPHA = 108.0597… Q点のx座標
shift = 140.485…i Q点のy座標
E
2.00m
道路
(100.00,100.00)
(110.00,140.00)
No51
×
×
No50
②の式について
i をかけるとΔxとΔyが入れ替わる…つまり元の線と直角の線が求まる
 右回りは i 、左回りは -i
i をかけただけでは長さが元のまま(41.23106)なので割って1mにする。
そこに、ほしい長さ(2.00m)をかけると長さ2.00mの直角線ができる
その直角線に始点であるNo50またはNo51の座標値を足してやるとP点とQ点の座標値が求まる
正確な2.00mがほしいので②で入れる長さの桁数はできるだけ多くする
その後、E点とF点は方程式計算による交点計算他で求めることになる。
こういう計算は過去問にはないが、問題集にはときどき出てくる。
追記
 ②式についてはiの代わりに下記のようにしたほうが、直感的でよいかもしれない。

   2.00×(110+140i-(100+100i)) × 1∠90 ÷41.23106 =
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